野球を始めるとなったら、真っ先に必要な道具はグローブ。
親子ともに「よし!野球やるぞ!」と気持ちが高ぶってきますね。
大人用グローブを一緒に買う方もいるかもしれません。
けど、スポーツ店の陳列棚いっぱいに並ぶなか、どれを選べばいいのか悩みます。
初めて買うんだけど、どんなグローブを選べばいいの?
守備位置が決まってないから選べないよ…
どこで購入すればいい?ネット?お店?
と思ってる方へ、私が実際に経験したことをふまえ、気を付けてほしい重要ポイントを説明していきます。
- グローブ選びのポイント
- 買うときに注意する2つのこと
- グローブを大切にさせるには
この記事を書く私は、息子とともに汗を流し、全国中学野球大会優勝の喜びを得ることができました。
良いグローブを選ぶことは、野球への意識も高まり、上達のスピードアップにも繋がります!
ぜひ参考にしてみてください。
- 初めてのグローブはオールラウンド用
- 一緒にお店に行って試着し、サイズを確かめる
- 少し費用を負担させることで「大事なグローブ」と認識させる
- メンテナンスの道具も一緒に購入し、時々、手入れを手伝う
野球グローブの種類
野球のグローブは、使うボールやポジションによって様々な種類があります。
使用するボールによって3種類
硬式用グローブ
大人用はタグに何も記されていないか、高校野球対応と書いています。
少年用は少年、あるいはジュニアと書いています。また、女子用もあります。
軟式用グローブ
一般軟式用と少年軟式野球があります。
ソフトボール用グローブ
大人用やレディース用、少年用、軟式野球兼用があります。
投げる利き腕によって2種類
右投げ用
グローブは左手につけます。
左投げ用
グローブは右手につけます。
両投げ用も既製品であります。結構、重そうです。
ポジションによって6種類
ピッチャー用
投手が使います。
網からボールの握りが見えないよう工夫されています。
キャッチャー用
捕手が使います。
全体的に丸みを帯び、端が厚めに作られています。
ファースト用
一塁手が使います。
内野手からの送球を捕球するため、他のグローブより長く作られています。
内野手用
二塁手、遊撃手、三塁手が使います。
外野手用
左翼手、中堅手、右翼手が使います。
オールランド用
全ての守備位置で使えるように、平均的な作りをしています。
野球用語が分からない場合は野球用語集で確認してくださいね!
その他、様々な違い
革
ほぼ牛革になります。
馴染みやタッチ感、コシなど様々な特徴があります。
色
シルバーやオレンジ、ブラックなど約15種類あります。
サイズ
人指し指の指先から土手部のへりまでの長さで分かれます。
形状
網の形や指カバーなど、様々な違いがあります。
グローブの状態は野球への姿勢
グローブを見れば、選手の取り組む姿勢 が分かります。
手入れをし、大切に取り扱っている子供は、必ず野球もうまくなります。
なぜならば、プレー以外のことでも100%ベストな状態にと考えているからです。
プロ野球選手でも、自分で手入れをし、革や紐などの状態を確認をしています。
巨人の坂本勇人選手は、軟らかくなりすぎるのを防ぐために、冷凍庫に入れていたほどですよ!
ですが、気を付けてほしいことがあります。
子供は頭で理解していても、どうしても忘れがちになるということです。
だからこそ、初めて購入するとき 道具は大切にする という意識付けが重要になります。
グローブ選びのポイント
初めてのグローブは 手のサイズに合ったオールランド用 をオススメします。
なぜならば、どのポジションにも対応できるからです。
まず、使用するボールによって硬式用か軟式用かが決まります。
次に、右投げ用か左投げ用を選び、その中でオールラウンド用を選択します。
もし、オールラウンド用がなければ、外野手用ではなく、内野手用にしてください。
外野手用は大きめで、内野を守るためには適さないからです。
色は野球規則でルールがあるため、黒、茶色、オレンジから選びます。
カラフルな色やツートンカラーは使えないか、もしくは使えなくなる可能性もあるので、避けたほうが無難です。
グローブは衣類や靴と同様、子供の成長とともに買い替えも必要となってきます。
守るポジションによって変わりますが、小学生低学年の時に一つ、小学生高学年の時に一つ、中学生で一つ、高校生で一つを購入するイメージです。
くれぐれも「手が大きくなるからいいか」と 大きめのサイズを購入することは控えてください。
一番初めに買った、ファーストグローブの写真を撮ることをオススメします!思い出になりますよ。
買うときに注意する2つのこと
1つ目は お店へ一緒に買いに行くこと。
2つ目は 子供に少しお金を負担させることです。
例えば大切な服や靴を買いにいくとき、試着しますよね。時間もかけます。
グローブも同じです。
スポーツ店に一緒に行き、見て、試着して選びます。場合によっては、複数店舗を回ります。
一般的なサイズは下記の通りで、おおよそSサイズかMサイズになってきますが、実際に試着して、きつくないか?緩くないか?を確かめます。
サイズ | SS | S | M | L | LL |
身長目安 | 100~120cm | 110~135cm | 120~145cm | 135~150cm | 150cm以上 |
対応学年目安 | 小学1~2年生 | 小学1~3年生 | 小学2~4年生 | 小学4~6年生 | 小学5~6年生 |
グローブの手の甲側にある窓のヘリに指の第二関節が隠れる程度が適切なサイズの目安です。
少し腕を振ってみて、手が抜けそうになれば、大きすぎますので注意してください。
また、子供に500円でも1,000円でも良いので、費用負担をさせることをオススメします。
お小遣いやお年玉からでも構いません。
なぜならば、自分も出して買ったという意識を持ってもらいたいからです。
実際、私は息子に半分負担をお願いしました。
綺麗に手入れをし、大切に使ってくれました。
感謝しています。
野球が上手くなってほしいと願うと同時に、物を大切にする心も育んでほしいです。
買ったあとは、見えないところに名前を書いておいてくださいね。
グローブを大切にさせるには
グローブの品質を保つため、レザーケアやクリーナ、コンディショナーも同時購入してください。
そして、最初の時期は親子が一緒になって手入れをすることをオススメします。
私は子供の練習サポートをしていたため、終了後、一緒に手入れをしました。
なかなか時間がとれない方は、時々でも構いません。手伝ってあげてください。
手入れの手順は、2ステップになります。
- 土や砂の汚れを落とす。
ブラシや乾いたタオルで取り除きます。
汚れがひどいときは、固くしぼったタオルで拭き取ります。
刷り込まないように注意してください。 - レザーコンディショナーで仕上げる。
出来るだけ薄く塗ります。仕上りはベタつきのないよう気を付けます。
オイルは使いすぎると、重くなってプレーに支障がでるため、注意してください。
広島の菊池涼介選手は、重く感じるからオイルを使用しません。汚れ落としのみ!職人ですね。
オススメのメンテナンス品は「ミズノプロ レザーコンディショナー」一択です。
少し割高ですが、私は中学から大人になるまで、ほぼこれのみです。息子にも勧めました。
一番の特徴は手間がかかりません。
ベトつきが残らないうえに、重くならないので安心です。
練習で疲れて、手入れするのは大変。
出来るだけ早く、綺麗にしたいものです。
手入れは、人間の肌と同じと考えてください。
汚れは綺麗に落し、程よく保湿する。
お母さん方はイメージしやすいと思います。
野球を始めた時期や月に一度ぐらいは、かる~くお手伝い。
三か月に一度くらいは、がっつりと親が手入れをしてあげてください。
「めっちゃ綺麗になった!」と喜びますよ。良いお手本です。
しばらくすれば、時間を忘れるぐらい、集中して手入れをするようになります。
そして、愛着のある大切なグローブへと育っていきます。
グローブは自分の力量を映し出す鏡
私は選手の技量を見極める判断材料としてグローブをみています。
それは新しさやグレードを見るのではなく、もっと奥の「今までの歴史」みたいなものを感じとります。
何度も言いますが、グローブを大切に取り扱っている子供は、必ず野球もうまくなります。
うまくなるには 楽しさ が必要です。
楽しく野球をする為にも、
サイズのあったグローブを選ぶこと。
物を大切にする意識を身につけること。
子供の成長が楽しみですね。
一緒に良いグローブを買いに行きましょう!
一球への想い、共に。
私が中学・高校のとき、大変お世話になった小さなスポーツ店がありました。
グローブやスパイクに穴があくと、縫って補修をしてくれた、選手想いの良い店です。
残念ながら、今は購入することができません。
「物を大切にすること」これからも忘れないように心掛けたいと思います。
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